3姉妹。三女の私。幼い頃は次女の後ろをいつもくっついて歩いていたけれど...

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photo by photo AC

いつの日からか普通の会話さえしなくなっていた。
思春期を迎えたからなのだろうか?

長女と私は比較的仲が良い。
次女は、どっちとも疎遠な感じ。

田舎暮らしの我が家。高校卒業と同時に、私は上京。

もちろん、次女とは電話もすることなく、年に1度、誕生日の日にメールをくれるだけ。
ただ1通。
「おめでとう」
「ありがとう」


本当は大好きなお姉ちゃん。だけど、「お姉ちゃん」と呼ぶ事さえもできなくなっていた。

恥ずかしいから?

お互いそんな感じ。


だけど、今年の夏、迎えた長女の結婚式の日。

次女と二人、披露宴の受付をお願いされた。

数年、もう10年以上もまともな会話すらしなかったのに、
二人で受付なんて耐えられるのかな。。。

1ヶ月以上も前からそんなことを考えては、不安に陥っていた。

結婚式当日。
親も親戚も準備で大忙し。

次女と私はゆっくり準備して、一緒に結婚式会場へ。

次女の車、狭い空間で二人きり。

普通の会話を、数十年ぶりにする。
「仕事どう?」

という姉の質問に、ただただ緊張。

ぽっちゃりしている私の二の腕を
ぷにぷにしてきて…

私はそんな些細な姉の行動に…涙が出そうになる。

幼少時代のいつの日にか経験していたこの感覚。

「お姉ちゃん…」と心の中で呼ぶ。


そして、長女の披露宴。

私たち三姉妹の、幼少時代の写真が大きく流れる。



司会のアナウンスがあり、
長女を真ん中に、両サイドで私たちが手を繋いで会場を歩く。

仲の良くない私たち。普段なら考えられない、それはとても信じ難い光景だった。

長女の結婚が、私たち二人を繋いでくれた。


「家族」という温かみを改めて感じた日。



つぎは次女の結婚式で、
次女を真ん中にして、

長女と私で手を繋ぎたい。


その時は、「お姉ちゃん、結婚おめでとう。幸せになってね」

って、素直に言葉にしたい。


そんな日を
ずっと楽しみにしています。

公開日:2014.12.09

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