兄のいたずらが及ぼした影響

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photo by Takuya Hosooka

私には兄がいて、人に変なあだ名をつけて、それを何かの歌詞にのせて歌うという変なやつだ。

私の場合は「さゆり」という名前なのに、小学校の頃から、「さゆりごん」という呼び名で兄から呼ばれていた。

そして毎日のように聖歌のハレルヤにのせて
「さぁーゆりごんっ!!さぁーゆりごんっ!! さゆりっごん!さゆりっごん!さゆりーごんー!!」
と歌っていた。もう耳に残って夢に出てくるぐらい、繰り替し歌われた。
「もうやめてよ!」といっても、全然聞いてくれなかった。

しかし、そんな兄も成長して、そういう悪戯をしなくなってから、
私もすっかりとそんなことなど忘れていた。

中学一年生になったある日の授業中こと、
どこからか歌が聞こえてきた。先輩たちが音楽の授業で歌っているようだ。
「ハーレルヤ!ハーレルヤ!ハレルヤ!・・・」歌のフレーズを認識した瞬間、私は「ブフォーっ!!」っと、クラス中に聞こえるぐらい吹き出してしまった。

兄の歌声を唐突に思い出して、もう笑いが止まらない。
完全にクラスメイトから変な目で見られてる。
「どうしたの?」「大丈夫?」とか言われても、笑いを堪えて「・・ひひっ」としか声が出せなかったし、笑っている理由なんて、説明しようがなかった。

結局、ハレルヤの音楽授業が終わるまで笑いを堪え続け、お腹は痛いし、先生には後で職員室に来るようにと言われるし散々だった。

落ち着いてから友達に事態の顛末を話したら、次の日からクラス中での私のあだ名は「さゆりごん」になった。

公開日:2014.09.30

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