ある寒い日の朝のこと。 身体が不思議な感覚に襲われた

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ある寒い日の朝のことでした。
私は引越しが決まり、早起きをして仕事へ向かおうと身体を動かしました。
ん?何故か不思議な感覚に襲われました。
身体が動かない、何度も何度も動けと頭で叫んでいるのに動かない。
私は金縛りにでもあったのかと思い、深く深呼吸をし冷静になろうと息を整えました。そして、もう一度身体を動かそうと精一杯力を込めました。やはり動かない、私は恐怖で汗が止まりませんでした。

もしかして、身体が麻痺したのではないのか?私は自分の未来に絶望を感じつつ、自分自身の身体を少しずつ動かすことにしました。まず、利き腕の左手を動かしました。左手は動きました。次に左足を動かしました。左足も大丈夫そうです。その次は右手を動かそうとしました。動くには動くのですが力が入らない、右足も力が入らない。こんなことは始めてでした。

でも仕事を休みたくなかったので、私は転がるようにベットから身体を起こしました。
立ち上がろうとすると後頭部に痛みが走り、めまいがしました。私は無理やり足をひきずり、身支度を済ませて電車に乗りました。電車の中では私の顔をじろじろ人が見てきましたが、何か顔についてるのだろうと特に気にしませんでした。

私は、足を引きずりながら職場に向かい上司と会話を交わしました。すると、私の顔を見た上司はすぐに異変に気づき、内科のある病院を紹介していただきました。
私は不安になりつつ、地図を見ながら病院へ向かいました。脳梗塞なのかなぁ、私は泣きそうになりました。折角これからなのに、自分は何をやっているんだろう。悔しくて悔しくてたまりませんでした。

病院に着くと色々と検査が始まり、年齢的に脳梗塞ではないと診断されました。たぶん脊髄かなにかだろうと整形外科に行くように言われました。
その帰り電車の中で私の頭の中は真っ白になりました。これからどうなるんだろう。上の人は待ってると言ってもらえたけど迷惑がかかるだろう。目の前に映る白い雪がますます不安を駆り立てました。

その後、整形外科に向かい異常は無く、脳外科で脳のMRIを撮り特に異常は無く、神経内科で検査入院をしたけれども異常はありませんでした。
原因不明で3年が過ぎ、右半身の筋力は完全に戻らなくなりました。
私は色々な病院で検査をして、ネットや図書館などで身体の事を一生懸命調べましたが結局分かりませんでした。

普通に考えたら絶望的ですが、でもまぁ仕方ないかなと人生割り切る事が重要かな。私はこう考える事にしました。
駄目になった右半身の事を考えるよりも残った左半身で何かできる事を考えようと毎日試行錯誤しています。
周りは病気は甘えだとか言ってくるのですが、誰になんと言われようが気にしないようにしています。自分の人生なんで好きなように悔いのないように生きたいと思っています。
それで、身体が動かなくなったその時はその時で考えようと前向きに強く生きたいです。

公開日:2014.11.10

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