公園でなくしたもの

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photo by フリー素材屋Hoshino

これは自分ではなく友達の話です。

小学生の頃、よく遊んでいた友達に一つ下の学年の子がいました。
自分達は5年生。その子は4年生です。

ある日、近所の公園でその子を含めたいつものメンバーで遊んでいたのですが、その子がおもむろにバッグから何かを取り出し、

「これ昨日買ってもらったんですよ!」

と、取り出したのはその当時発売当初から人気だったゲームソフトでした。

おお、すげぇ!と自分達は盛り上がり、そのゲームで見て遊んで楽しみました。

外もそろそろ暗くなる頃、自分達は暗くなる前に帰ろうとすると、

「あれ、ない……。ないぞ……」とその子が慌て始めたのです。

僕が、「どうしたの?」と聞くと、「ゲームソフトがないんです!」と言ったのです。

その子はとても慌てていましたが、もちろん自分達も慌てて、てんやわんやでした。

とりあえず、近所の公園から探し始めました。

公園の隅から隅まで探しましたが、見つからず。

その後も、公園以外にも色々と行ったので探しましたが見つかりませんでした。
というより、探し切れませんでした。
何せ小学生なもので、それは何処へでも行っちゃいますから。

結局、その日は見つからず各自帰宅。

その子は、「買ったばかりなのに、なくしたらと言ったら怒られる……」と泣きじゃくっていました。

後日、もう一度後公園など探しましたが結局見つかりませんでした。

あのゲームがどこへ行ったのか。
その子があの後どうなったのか。

それは誰も知る由もないのでした。

しかし、その子がゲームソフトをなくした日に自分もゲームソフトをなくしていたことに気づいたのはまた別の話。

公開日:2014.11.30

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