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photo by photo AC
ウザいコトメに抗った話。
(拙い文章かもしれませんが、温かい目で読んでいただけると幸いです）
家には居候的立場のコトメがいて、正直言って迷惑極まりない。
具体的にコトメは勝手に人の部屋に入ってきては「あなたの部屋本当に汚いな」「カーテン閉められないから家具動かせ」などといちいちいちゃもんをしてくる。
さらには私や弟の進路にまで口を出してくる始末。何か口答えでもすればすぐに私の両親に当たったり、ふじこって話にならなかった。
実際に部屋はこまめに整理したり掃除をしているし、進路も自分たちで決めていたにもかかわらず、毎日のように言われてウゼエと思いながら過ごしてきた。
そんなある日、弟が滑り止めに受かった。
ここで、私と弟で今までの鬱憤を思い切りぶつけてやろうと計画した。
やることとしては非常に単純で、弟がコトメに試験落ちたと嘘つくことであった。
コトメが家に帰ってきて、すぐに作戦を実行した。
二人して予想はついていたが、「やっぱりお前は駄目だなw」とか罵り始めた。
流石にイラッとしながらもそのタイミングで合格通知を突きつけた。
するとケロッと態度を変えてきやがったのである。
私たちはこのタイミングを見計らって今までの怒りをぶつけた。
私「なあ、さっきまでの態度は何だったの？」
コ「落ちたって言ったから、ごめんね」
弟「マジで落ちてたらそこまで言うのか、本当にクズだな。それで人の事を思っているなんて言えるとか頭湧いてんの？」
私「流石にあんなこと言って許す奴なんている訳ねーだろ。進路は俺ら自身で決めることだから、二度としゃしゃり出てくるんじゃねーよ。」
弟「もう二度と口出すな」
コトメはふじこったが、完全無視。
それ以降、本当に口を出さなくなり、親に当たるというのもしなくなった。
しかし、意外なことに立場も逆転できてしまった。
今度は追い出してやろうかとか考えている。
公開日：2019.01.29
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