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兵庫県尼崎、中学3年生の冬。
先生から今のままだと行きたい高校に100パーセント行けないよ。
と、告げられ、試験までの1ヶ月、毎日8時間勉強。高校学年トップだった姉に家庭教師してもらいながら勉強漬け。
そして、春。奇跡を起こし合格。大好きな友達と一緒に過ごして高校最初の夏休みが来ました。
家族会議!と言われ、リビングに全員集まると、東京に単身赴任してた父親から『東京にみんな来て欲しい』と告げられました。
えっ、、、?と私1人びっくり。もちろん母親は知ってました。姉は高校3年生で卒業したら東京に行く予定でした。
高校1年の私は大反対。頑張って受かった高校。今から楽しい高校生活が待ってるのに転勤?!ふざけるなと反発しても子供の私は何もできず。1年生終わったら転校。
転校の手続きが始まり、校長室に呼ばれた私は、先生から『引っ越す時期が悪く、退学扱いになる』と。
何もしてないのに退学なんて、、、
転校枠が無いから、定時制の夜間で高校4年間行かないと行けないと。そこまで私の学歴を落としますか。
この時期から父親と口を聞くことをしなくなりました。
転校先の夜間高校でいじめに遭いました。関西弁が原因。
バイト先では夜間高校に行ってるだけでバカにされました。居場所がなかった。
バイト終わったら学校に行かず公園やカフェで時間を潰してました。そんな私を見つけて声を掛けてくれたのが同じクラスの女子でした。金髪で化粧が濃く、原付で学校に来てたA。凄く怖かったけど、いじめから守ってくれ学校に行けるようになりました。
ずっと一緒にいました。自然と私の居場所が出来ました。
家に帰ると両親と姉に暴言ばかり吐いてました。
両親には、「こんなんにしやがって、絶対お前らの前で死んでやる。目の前で死んでやる」と。それしか口を聞くことはなく。話しかけられても無視していました。
その間に自殺未遂もしました。
親は私にごめんと謝ることもありませんでした。
そして、卒業式。卒業証書をもらい、家に帰りポイっとリビングリほり投げ、家を出ようとすると、父親が、『大事な話がある。座ってほしい。』と言ってきたので渋々だるそうに座って聞く事にした。
『○○子、卒業してくれて、ありがとう』と泣いていました。
父親の涙を見たのは初めてでした。
『何で今まで謝ってくれへんかったん?』
『お父さんは親の都合で退学させられ夜間に行ってる○○子を誇りに思ってる。謝ったら○○子惨めな気持ちになる。お父さんは○○子が卒業すると思ってなかった。卒業せんでもいいって思ってた。卒業してくれてありがとう。○○子はお父さんの誇りや。ありがとう』
大号泣しました。見守ってくれてたんや。だから私は今ここにおれるんや。と実感しました。
母親は毎日いつでも私を笑顔と愛情で包んでくれていました。
姉は私に会うたび、ねぇちゃんはいつでもあんたの味方やでと声を掛けてくれてました。
この体験は私の一生の財産やと強く思える父親からのメッセージでした^ ^
公開日:2015.01.06
下宿すれば退学・転校しなくても良かったのでは?
私ははじめから下宿するつもりで学区外の進学校を受験して合格し、3年間下宿生活でした。
女子専用の下宿で他の学校の子もいましたが良き同期・先輩・後輩に恵まれて楽しかったです。
うちの高校は10%くらいは下宿生でした。一人暮らしでちゃんと勉強も部活もやって、推薦入学で医学部合格した子もいました。
入学から卒業まで下宿する人もいれば、親の転勤で途中から下宿に入る子、逆に親が帰ってきて実家暮らしに戻る人もいましたよ。