何事にも熱く、全力で取り組んでいた中学時代の体育教師の吉田先生。

2

2

view

1

comment

photo by Futta.NET

ある日の体育の時間、この日はクラスで野球をする事に。野球経験が無いにもかかわらず、何故か助っ人として私のチームに加わった吉田先生は、常に全力プレーをするようにと私達に言った。その言葉のおかげか、試合はとても熱い接戦となった。

そんな中、授業終了の時間が迫り最後の攻防となった回。私たちは最後の守備につくことに。

1塁にランナーがいる状態で迎えたバッターに対し、ピッチャーが投げた第1球。

「カキン」

バッターが打った球はセカンドゴロになり、セカンドが1塁に送球。しかし、ファーストはセカンドには投げず。同時にチャイムが鳴り、試合終了に。

「何やってんだ!!今のゲッツーいけただろ!!」

吉田先生の檄がグラウンドに響き渡った。セカンドベースに入っていた吉田先生はグローブを叩き付け、激怒した。

「チャイムが鳴ったら試合終了だなんて誰が言ったんだ!!最後まで気を抜かずに全力でプレーしなきゃだめだろうが!!そんな中途半端な気持ちで物事に取り組んだって何の意味もありゃせんぞ!!」

本当に吉田先生は熱い人だった。体育の野球でも、甲子園を目指す球児のような全力プレーを要求した。

そんな先生の説教を聞きながら、誰もが心の中でつぶやいた。

吉田先生、プロでもツーアウトでゲッツーを取りにはいきませんよ。

公開日:2014.11.11

コメント一覧

コメントする

123

※話がよいと思ったら1~3枚の座布団をあげてください。評価は一話につき一回限りです。
 返信などコメントだけしたい場合は座布団0枚で投稿してください。評価に反映されません。

「みんなの話」カテゴリ一覧

近いタグ付けの話