photo by anko.gaku_ula
窓を開けて走っていると、思っていたよりも強い風が車内に流れ込み、
「ずぼっ」と叔父のカツラが頭からはずれて、窓の外へ飛んでいってしまいました。
カツラは高速道路の後方の遥か彼方に落ちました。
その時の叔父の様子が、最高におかしかったです。
「アー!」と言って頭を押さえましたが、風がすごい勢いでかつらを連れ去ってしまいました。
本当にあっという間の出来事でした。
どうしようと話合いが始まり、いとこが「高速道路を管理している職員の人が拾ってくれてるんじゃないの」と言い、叔母は「そんなのわけないでしょ」と言い、「高速道路にかつらの落し物というのは結構あるのかな」というやりとりがあり、高速道路の端に止まって後ろに探しに行くのも危険だし、次のインターを降りて引き返してかつらを探すわけにもいかず、結局そのまま帰りました。
帰りの道中に、叔母は「あのかつら高かったのに…」とぶつぶつと文句を言ってました。
あの時はあの行楽の中で一番おもしろかった出来事でした。
あんなことを目の前で見れるなんてありえません。
一生忘れられない思い出です。
公開日:2014.11.13
笑っちゃいました!
かつらの代わりに笑いが生まれた。