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君の好きという気持ちに気づかないふりをしていてごめんなさい。
本当は分かっていたのに、それを言わなかったのは私も君が好きだったから。
2年付き合った元彼のことで、ずっと落ち込んでいた私に元気だせよっていつも言ってくれたね。あの時すごく嬉しかったんだよ。
元彼のこと相談乗ってくれたね。でも、君はいつも泣きそうな顔で聞いてた。私が謝ると大丈夫!って言ってるのに君は上手く笑えてなくて…
私今思えばひどいことしてたんだね。ごめん。
私が君の気持ちに気付いたのは卒業式の時。
いつもなら元彼のこと忘れなくていいんだって言う君がその日は「なゆ(私)もそろそろ新しい人好きになりなよ。周りになゆのこと好きな人はいるよ。」って。
あの時あなたはまた泣きそうな顔でそんなことを言うから。
私もあの時気付いてたから言えばよかったなぁ。バカだね。
君は卒業したら遠くに就職して、私は地元で就職だからめっきり会う機会も減ったね。
付き合ってる訳じゃないのに毎日電話して笑って、寂しいって私が泣いて。
思わずそんなこと自分が言ったことに自分で驚いて、そしたら君が「俺、なゆのことずっと好きやったんよ。」って電話越しに優しい声で言ってくれた。
私も好きってちゃんと伝えた。「元彼にはもう好きって気持ちはないよ。ちゃんと思い出にできて前に進めた。○○のおかげだよ。ありがとう。」と。
今その彼と付き合って2年になります。
遠距離を1年乗り越えて、彼が転勤で地元に戻ってきたので彼の実家で一緒に暮らしてます。
あの時、元彼のことを彼に話してなかったら
私はずっと忘れられずに新しい恋をできてなかったと思います。
彼のおかげで前に進めました。彼にはとても感謝しています。
今日は彼の好きな肉じゃがを彼のお母さんと作って彼の帰りを待ちたいと思います。
読んでいただきありがとうございました。
公開日:2016.08.22
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