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高校3年生の時初めてアルバイトをしました。
家から近いコンビニです。
そこにいた、5つ年上の男性に私は恋をしました。
見かけは、綾○剛似で180センチ以上。
とても頭の良い理系の大学に通う留年大学生でした。
夕勤だった為、会えるのは夜勤に交代する時だけでしたので話す機会があまりありませんでした。
ですが、高校へ登校する前にアルバイト先に朝より
挨拶したり。
夜少し残って話をしたりするうちに、仲良くなり付き合うことになりました。
私にとって、はじめての彼氏です。
18歳 12月のとても寒い時でした。
熱海で一泊二日旅行に行くことになりました。
今思い返すと、あの時あの旅行は
私にとって生きてきた中で、とても儚く淡く
今後あの瞬間は味わえないと思うほどの思い出です。
そして、私にとってはじめての性行為でした。
あの旅行で、人生一度だと感じるほどの刺激的な瞬間で。
今でも夢に見るほどです。
その後彼とは二年ほど順調に付き合っていました。
彼は社会人となり出張が多く、なかなか一緒にいることができなくなりました。
すれ違いが多くなり、連絡も途絶え途絶え。
そんな時、私はほかに好きな人が出来ました。
それは彼の友人Aでした。
次第に彼氏より、Aと長くいるようになり
決心しました。
別れてくださいと告げる。と
そして二ヶ月ぶりに彼に会うことができました。
変わらず、映画をみてバイクの後ろに乗って
河川敷にいって、話をした。
偶然にも、二年前付き合った12月でした。
私は別れを告げました。
彼は、はじめて私の前で嗚咽がするほど泣いていました。
そして、結婚したかった。もっとずっと一緒に居たかった。大好きだった。と言われました。
この言葉は今でも、忘れることができません。
あの瞬間の彼の表情は、とても寂しいそうで
食いしばった口や、膝に垂れた涙の跡
鼻をすする音が今でも鮮明に思い出される。
あれから時が経って、今に至ります。
はじめての恋。初めての彼氏、キス、エッチ
手を繋いで公園に行ったこと、花見をしたこと。
バイクの後ろに乗っていつもどこかに連れて行ってくれたこと。
そんな彼を振ったのは自分なのに
いつもいつも頭をよぎっています。
わたしはAと付き合っています。
きっとこの人と結婚するでしょう。
だけど、二年過ごしたあの時間は。
私にとって、大切な宝物で失った宝物です。
公開日:2018.08.14
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