10代男性である私の過去(学生時代)を此処に記してみようと思います。

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photo by イラストAC

ATTENTION

初投稿です。
10代男性である私の過去(学生時代)を此処に記してみようと思います。
誤字・脱字が多いかもしれませんので予めご了承ください。

カテゴリーは(恋の話)としておりますが、昔の話からしていかないと辻褄が合いにくい話の内容なので恋の話をしていくのはかなり後半になります。

とりあえず自分のスペックを
身長:172cm
顔:メガネ男性、カッコ良いよりも可愛いと言われる方が多いが別段イケメンな訳でもない
性格は物語の中で理解して頂けたらな、と思います
しかし内気で恥ずかしがり屋な点は昔から変わりませんねw

さて、ここからは紛らわしくならないように一人称を「俺」に変えて書いていこうと思います。



さて、まずは幼稚園の頃の話なのですが…
ぶっちゃけ人生1回目のモテ期は幼稚園で訪れてしまいました。
俺が住んでいたマンションと同じマンションに住んでいたNさん、そしてその近くの団地で住んでいたMさん
母同士が仲が良いということがあり、俺はよくN、Mと遊んでいたのだ。
幼稚園への送迎バスを一緒に待ったり、手を繋いだりと如何にも子供同士らしいことをしてましたね。
俺は幼稚園時代はその2人と毎日イチャイチャ(?)しながら終えました。

そこから小学校に入学、MとNも同じ学校だった。
幼稚園の頃と決定的に違うのは学年の人数だった。
かなり多くの人が通学しており、1学年で200人はいたのではないだろうか。
送迎バスもなくなったので、私は毎日MとNと登校していたのですが、無垢な2人は俺の右手、左手をそれぞれ繋いでルンルンで登校していましたが…
この頃からクラスの人達に不思議そうな目や冷やかしのような目で見られるようになり、2人と登下校するのがとても恥ずかしいと感じ始めてしまいました。
そこで俺はSHRが終わり次第、全速力で学校から家に帰宅するようになりました。
MやNに見つかると
「一緒に帰ろうよ!」
と言われるが恥ずかしいので無視。
友達が他にいなかった俺は2人以外の誰にも静止されなかったので楽っちゃ楽だった。
こんなことをしているうちにNはほぼ喋らなくなってしまったが、Mだけはずっと俺に接してくれていた。
誕生日にはクッキーを焼いてくれたり、バレンタインにはチョコをくれたりしていた。
しかし子供は無垢なもので、クッキーが美味しくなかったので正直に「不味い!」って言ってしまったり、チョコも義理とか本命とかよく分かってはいなかったのだ。
無意識に彼女を傷つけてしまっていたことに後から気づくのは言うまでもない。
Mとも距離ができていってしまい、小2になる時にはもう一緒に帰ろうと誘われることはなくなった。

そして小2、俺の今までの人生の中で最悪の事件が起きた…

M、Nとはクラスが離れ離れになった俺は、隣のHさんと仲良くなっていっていた。
仲良くなった経緯はよく覚えていないが、相手からよく自分に話しかけてくれていたりした。
そんな小2の5月のある日、Hは袋を頭に被って、俺に向かって
「取ってみてよ!」
と言ってきた。
遊び盛りな歳なのでこの遊びに潜む危険なんか全く考えずに、俺の袋を取ろうとする手を回避し続ける相手。

そして、ついにやってしまった。
袋を取ろうと伸ばした手のひらが相手の顔面にクリティカルヒット。
その子はそのまま自分で袋を取って大泣きしてしまとた。
完全に想定外の出来事に唖然……って、そんな場合じゃない、謝らないと…

俺「ご、ごめん…!大丈夫…?」

H「俺君があたしの顔殴ったーー!!」
泣きながらこう叫ばれた。
先生もすぐに駆けつけてくる。

先生「アンタ何してんの!!」

俺「待ってください、わざとじゃなくて…」

先生「こんだけ泣かせておいてわざとじゃない??聞き捨てならないね!」

俺の事なんか全く相手にする気がない先生。
泣き止まないH。
そしてお互いの両親が呼び出される羽目にもなってしまったのだ。
俺は先に下校するように言われたので真っ直ぐ帰ることにした。

しばらくして母が帰ってきたかと思いきや、いきなり床に正座をするように命令。
怒られる未来を察知した俺は素直に話をすることにした。
…かれこれ1時間くらいは言い合いが続いたと思う。
しかしだんだん話の方向性がズレてきていた。

母「アンタがあの子の顔殴ったんでしょ?」

俺「叩いた…」

母「どう責任とってくれるつもり?」

俺「いや…でも、わざとじゃなくt」

母「わざとじゃないのにどうやったらあんなに泣かせるのよ!」

俺「だから、わざとじゃないんだっt」

スパーン…
制裁のビンタが飛んできた。
そのまま泣き崩れる俺。
当時の俺はわざとじゃないことだけをどうしても分かってもらいたかったせいで、袋を取る遊びをしててこうなったという経緯を話すことが出来なかった。

母「いい加減にしなさい!!」

俺「っ…」

母「わざとやったんでしょ!お母さんウソつく子は嫌いって何回も言ってるじゃない!」

母「Hちゃんが顔を殴られたって言ってたのよ!Hちゃんが嘘をつくわけないじゃないの!」

俺「……」

気づいてしまったのだ。
Hが顔を殴ったと俺の両親に言ってしまった。
ということはわざとじゃないと主張し続けるのにはもう限界だろう。

俺「……った。」

母「何?」

俺「わざと…殴った。」

母「……………」

母はやっと白状したかと言わんばかりの顔でこちらを見る。
…仕方ないじゃないか、もうわざとじゃない事を理解してもらう術はないのだから。
俺はその後庭で反省文を書かされ続け、飲食を禁じられた。
そして父が帰ってくるともう一度家の中に呼び出し。
明らかに激怒している様子で俺を叱りつけた。
反省文を書き続けていたせいで気分はもう猛省しまくっており、父のお叱りの時間は短かった。
…が、父は罰として、俺を玄関から外に追い出し、そのまま鍵をしめてしまった。
抵抗はしたが父には当然勝てない。
俺はドアの前で叫んだり、ドアを蹴ったり、マンションの裏に回って庭から家に戻ろうとしたが全部ダメだった。
庭で泣きじゃくっていると、母が何かを持って庭に来た。
見てみると、母は庭の中心にテントを立てていた。

母「今日はここで寝なさい」

俺「…はい」

もう事の真実を理解してもらうのは諦めていた俺はすんなり受け入れ、その日は学校から帰ってから飲まず食わずのまま、長い夜をテントの中で1人で過ごした。

次の日の朝。
気がつくと何故かいつもの布団の中にいた。
寝てる時に誰かが俺を運んでくれたんだろう。
今日は土曜日。学校に行かなくて良い日。
反省文を書かされたり飲食を禁じられることはなかったが、部屋の隅っこで自分のことを責めていた。
元々あんな遊びしなければこんな事にはならなかったのに…ということをずっと考えていたのだ。
日曜日も同じ風に過ごした。

そして月曜。
母は俺を起こしに行く…が、正直もう学校には行きたくない。
朝ごはんは食べたが、いざ登校する時間になると急に涙が出てきてやっぱり行くの嫌だと意地でも家から出ようとしなかった。
母はこの態度に慈悲をかけてくれ、気が落ち着くまで休んでて良いよと言ってくれました。
…俺はそのまま1週間学校に行かなかった。

そして気づけば6月に入る。
やっとの思いで意を決して登校した俺を待っていたのはクラス替えだった。
もう二度とあんな問題を起こさないように急遽俺の授業クラスを変えたらしい。

…今思えば当然のことだ。
Hが被害者なんだから先生も俺の両親もHを支持し、Hを信じるだろう。
殴ってしまった、なんて言ったから俺が一方的に殴ったような解釈をしてしまったんだろう。
となるとクラス替えは必然的であったと言えるし、俺の両親もわざと殴ったんだと疑ったんだろう。
…この事に気づいたのは中3なのだけれども。

俺はその新しいクラスで授業を受けることになるが…
周りの目線がきつい。
MとNがこのクラスにいないことが唯一の幸いなことであったが。
そんな感じで誰とも喋ることなく新しいクラスになってから1~2週間経ったある日のことだった。
机の引き出しの中に
(がっこうおわったらたいいくそうこのうらにこい)
と書いてあった紙を見つけた。
無視するのも悪いなと思ったので放課後体育倉庫の裏に向かうと1人の男のクラスメイトが待っていた。
クラス1の問題児のSだ。
Sは俺を見つけるなり、腕を掴んでそのまま影に誘導、そして掴んでいた手を話したと思ったら体育倉庫の壁に体を押し付けられた。
そして彼が俺に突きつけたのは…ハサミだった。

S「お前調子乗ってるな?」

俺「な、なんのこと…?」

明らかに怯える俺。

S「Hを泣かしたのお前だろ?」

俺「…(コクッ)」

S「…死ね!」

不意打ちだった。腹を思いっきり蹴られた。
地面にうずくまって咳をする俺。
そのまま頭に足を乗せては蹴ってきたり、抵抗したり先生に言ったりしたらハサミで殺すと脅迫してきたりした。
何故Hを泣かせたことでSがこれだけ怒ったのかは未だに明確な理由は分からない。
しかし、この日から俺はSにいじめられ始めた。
好き放題殴ったり蹴られたり、急にズボンをずり下ろされたり、髪の毛を引っこ抜かれたりした。
見て見ぬフリをするクラスメイトは大量にいた。
先生だって見て見ぬフリをしていた。
…俺がHを泣かせたことは先生にまで無視されるくらい問題な行為だったのか…?

気づけば、俺をいじめる人は増えていった。
Sの他にも1人増え、2人増え、3人増え…
小3の秋になる頃には10人程いたと思う。
でも俺は
(Hを泣かせた罰なんだ…女の子を泣かせた罰なんだ…)
と自己暗示し、いじめを真っ向から受け入れていた。
そんなある日、今まで見つかったことがなかった先生に見つかり、いじめっ子達は盛大に怒られていた。
俺にも
「いじめられてたら言わんと!ねっ?」
と言ってきたのだが…

俺からすると両親も信頼できない、見て見ぬフリをした先生だって信頼できない。
…唯一信頼できるのはいじめられている俺を見つけては阻止しに来てくれていたMだった。
空手を習っているらしく、武術が強かった。
…女の子に守られるとかなんて情けない。

そんな事を考えながら先生から慰められていた。

その日を境にいじめっ子達からのいじめはピタリと止んだ。
こんなにあっさり終わるものなのか…と思う反面、罰がやっと終わった…という疲労感。
気がおかしくなっていた俺は女の子を泣かせたらこうなるんだ…女の子と関わるからこうなるんだと解釈してしまっていた。
その日から俺は人間恐怖症…特に女子と関わるのを怖がった。
しかし、一概に関わるのが嫌だというわけではなかった。
Mの他にも、昼休みに俺を鉄棒に誘い、一緒に遊んでくれた女の子もいたりしたからだ。
無垢に自分と関わってくれるのが嬉しくてたまらなかった。
だって男ですもの。女の子と関われたら嬉しくもなります。

小3はいじめが解決してそのまま特に何もなく終わり、小4へ。

特に誰とも喋ることがなく過ごしていたのだが…
ある日、算数のテストで先生が意地悪(?)で難問を1つ出題していた。
しかし、いじめられている期間は勉強とゲームだけが心の支えだった俺にかかれば、この難問はちょちょいのちょいで解けた。
後日、テスト返却の時に

先生「この問題の正解者は俺君1人のみでした、皆さん拍手!」

俺「?!」

ビックリした。解けて当たり前だと思っていたから。

このテストで俺はクラス内で少し目立つ存在になった。
小学校で初めて男の友達ができた。同じゲームの趣味を持つ友達だ。
この頃あたりからゲームに没頭してたせいで目が悪くなった俺はメガネをかけるようになったのだが、見た目でゲーム好きそうと判断したのだろうか、ゲーム好きな男の子が友達になってくれたのだ。
中でもZは当時俺がハマっていたゲームである太鼓の○人で共通の話が出来ており、初めての親友と言って良いくらいの仲になった。

…人間不信だったのにこうも簡単に打ち解けてしまう俺は相当単純なんだろう。
と思うのも分かりますが小4なので難しいことは考えれないのです。友達が欲しいという本心が出まくっていたのです。

そんな中、1人の女友達ができた。
Kだ。
クラスの女子の中でもかなり可愛い類で、隙あらば俺の横腹をくすぐってくるような奴だったが、全然嫌じゃなかった。むしろ嬉しかった。
晴れの日も雨の日も昼休みはその女子と男友達とで遊んでいたのだ。そうして遊んでるうちに俺はKに…初恋をした。
だって俺の事をカッコ良いとか可愛いとかあれこれ言葉を並べて褒めてくれるんだもん。おちますよ。フォールインラブしますよ、単純なんだもん。

Kとは良い具合に進展していっていた。
席が隣になった時は授業中にお互いをくすぐりあって先生に怒られたり。
外で遊んでいた時にKが俺の目の前でコケて俺に倒れかかってきて、ハグしあうような体勢になったり。
何より遠足の時。
何気なくKの隣を歩いていたら急に手を繋がれたのだ。

俺「えっ?…えっ?!」

K「ほら、行こっ!グイッ」

手を引っ張って軽くスキップしたりしてご機嫌だった。
俺はそれが嬉しくて嬉しくてたまらなかった。
しかし、楽なだけが恋愛ではない。
男友達の中にはライバルもいたのだ。
取られたくない…ならどうすれば良いか。
告白してOKを貰えれば良い。
…と考えるだけなら簡単。
昔女の子とデカいトラブルを起こした俺からすると…これ以上仲良くなってしまうのは怖かった。
でも気持ちは伝えたい…そう思った時には小5になっていた。
男友達とはライバルではあるものの、家に誘って仲良くゲームしたりする日々で楽しかった。
Kは奇跡的に同じクラスになってくれていた。
Kはモテ始めていたのか、他の男の子とも仲良くするようになり、俺とKが遊ぶ時間は減っていってしまってた。
このままではいけない…そう思った俺は林間合宿で告白しようと決意した。
しかし…災難が降りかかった。

俺「えっ…引越し…?」

父「そうだ、お父さん会社で転勤しないといけなくなってな。」

俺「…嘘?嘘だよね?」

父「ゴメンな、本当の事なんだ。」

俺「……ッ~~」

電話で衝撃の事実を突きつけられて頭が真っ白に。

俺「…いつ引っ越すの?」

父「うーん…冬休み中かな。」

…林間合宿が終わってから1ヶ月半以内には引っ越すことになる。
せっかく罰から解放されたのに…
せっかく楽しい日々だったのに…
せっかく好きな人ができたのに…
その日の夜はずっっと泣いていた。
母にもどうにかできないかと涙顔ですがるも、当然の事ながらどうにもできない。

結局この事実を知ってしまった俺は林間合宿Kに告白できなかった。

そして時があっという間に流れ、引越し前の最後の登校日。
クラスメイト全員が俺宛に手紙を書いてくれていた。
(先生が書くように言ったのだが)
…Kが同じクラスで良かった。としみじみ思いながらみんなの手紙を両手で抱えて下校した。
携帯電話を持っていなかった俺はそのまま友達の誰とも連絡手段がないまま、引っ越すことになった。
…初恋も抱えたままだった。

引っ越してからというものの毎日みんなからの手紙を眺めて、最後にKの手紙を見ては毛布を抱きしめていた。
…引っ越しても好きなもんは好きなんだ。
叶いもしない恋を想い続けたまま、新しい小学校で自己紹介。
手紙でみんなから励ましの言葉をもらっていた俺は、こっちの学校でも楽しもうと思ったのだが…。
関西の学校は一味違った。
標準語を喋る俺に嫌悪感を抱く人が多いのと、ノリが悪い俺を蔑む人が多いせいで友達作りどころかむしろ皆から嫌われたような立場だった。
…俺は何もしていないのに…。

いじめとは違って精神的に辛くなってきていた俺は時々胃腸炎を起こすようになった。
この学校辛い、前の学校に戻りたいと両親に訴えたこともあったが、我慢しなければならない時だと言われた。
そんな感じで友達を1人も作れないまま、初恋の人を想いながら過ごした俺はようやく卒業式を迎えた。
やりきった…!と思っていたら力尽きたようにその場で倒れてしまったのだ。卒業式の途中でで胃腸炎を発してしまった。
締まりは悪かったが特に良い思い出もないので良しとしていた。

そして中学校入学前の春休み…俺は怖がっていた。
もしかしたらまた友達が1人もできないまま3年過ごすことになるのではないか。
またみんなから蔑まれてしまうのではないのだろうか。
…怖かった。夜な夜な1人で泣くことすらあった。
悪い予想ほど当たるものなんだろう…と半ば諦めの気分で中学校の入学式を迎えた。
しかし俺はこの予想を外すことになる。

俺が通っていた中学校は俺が通っていた小学校からと、もう一校別の小学校からの卒業者も同じ中学校に入学していた。
俺は過去の自分を捨てようと、運動向きではなかったはずなのに陸上部に入部した。
ぐーたらで太るのも嫌だしね。
クラス内の話をすると最初は友達は当然できなかったのだが…
ある日、同じクラスのメガネ男子と数学のテストで張り合うようになってから俺の存在が少し目立ち始めた。
偶然にもそのメガネ男子…Tはゲームの趣味も合えば得意教科も合う。
生き別れの兄弟かと思う程だった。
俺とTが仲良くなるのに時間はかからなかった。
中学校と家が近いこともあり、放課後お互いに部活がない場合は(Tは男バス部)よく俺の家でゲームしていた。
スマ○ラとか太鼓の○人とかぷよ○よとかマイ○ラとか…色んなジャンルのゲームをして遊んだ。
中2になる頃にはTは俺と遊ぶ機会を増やしたかったのか、男バスから俺と同じ陸上部に部活を変えた。
おかげで時間がよく合うようになり、週5~6ペースで家に来てはゲーム。
夏休みとかの長期休暇は朝練が終わり次第、俺の家直行でゲーム。
よく飽きなかったなとも思う。それだけ楽しかったのだろう。

クラスの方では俺はいじられキャラのポジションをしており、いちいちツッコミ入れたりノリに乗っかれるように頑張っていた。おかげで割と話しかけてくれる男の友達が増えてきていた。
Tの友達繋がりで仲良くなる人もいた。Iという人物。
Iもゲーム好きであり、遊ぶ時は3人でゲームでわちゃわちゃして遊んでいたのだ。

…さて、そんな楽しい日々を過ごす中俺には1つ悩み事があった。
中2。思春期の時期。
男の友達は増えたが女の子の友達は一切できない。
第1、俺にとっての1番の女の子はK…いやいや、諦めろ俺、無理がある。
女の子と接するのは恥ずかしいんだろうなぁ…でも仲良い友達欲しいなぁ…
簡単に解決できない悩み。誰かに相談するのも悔しくて1人で悩んでいた。

悩みを抱えながらも男友達と楽しく遊び続け、次の登校日で中学3年生となる春休み。俺は母からスマホを買ってもらった。
LINEの存在や使い方だけを学び、クラスで流行っていたモン○トもやり始めていた。

こんな俺の悩みを突き動かし始めたのは中3の6月、修学旅行の民泊で起きたとあることから始まった。
民泊のメンバーは同じクラスじゃなくても良いということで、TとIを誘い、はしゃぎまくっていた。
民泊の仕事はちゃんとこなしたが、先生がいないということで存分に遊びまくった。
そして就寝時間になった時…Tが相談を持ちかけてきたのだ。
内容は彼女を「より戻したい」ということ。
どうやら俺とTが仲良くなった中1の時からTには彼女がいたが、中2あたりで別れられたんだとか。
彼女の名はAというのだが、正直よく分からん人だったので俺は背中は押さなきゃと思って

俺「全力で応援するわ!」

と誓った。

そのまま時は流れ、夏休みに突入。
Tから近くの神社のお祭りに誘われたので、二つ返事でokし、待ち合わせ場所に向かった。
そこでTと2人で屋台を回ることであろうと思っていた俺は…面食らった。
見知らぬ女子が2人、一緒に待っていたのだ。

1人はF、学校の中でもトップクラスのおばかちゃん。どちらかというと小柄だったが、顔は結構可愛かった。

そしてもう1人が件のA。Tの元カノってことしか知らない。

T「集まったな、ほな行こか」

F・A「おー!」

俺「お、おー…?」

俺がFやAの事を全く知らないように、FやAも俺の事を全く知らなかったらしく、結構色々な質問をされた。
女の子と話すのってこんなに恥ずかしいのか…としみじみ思いながらもあたふたしながら答えていた。
そんなこんなでFとAとは結構打ち解けるようになり、LINEの交換もできた。平常心は保っていたが、女の子と連絡先を交換できたんだよなって思うとめちゃ嬉しかった。

夏休みが明けて初の登校日。
FとAは積極的に俺に話しかけてくれるようになった。
俺も仲良くなれるのは嬉しいし、特にAの事を知れればTに有利なように恋の駆け引きをさせられるかもしれない。
そう感じた俺は、積極的な2人にできるだけ対応し、仲を深めたのだ。
卒業までにはTとAがくっついたら良いな、と…この時は本気で思っていた。

しかし…仲良くなって俺の事を信頼し始めてくれたAは俺に対する態度が大きく変わったのだ。
隙あらば横腹をくすぐってきたり、俺の事をカッコ良いだとか可愛いだとか言うようになった。
…すごく慌てた。
似すぎでしょ…初恋の…あの子に。
照らし合わせてみれば…KとAは性格はかなり似ていた。
いつでも元気に、積極的に話しかけてくれるところ。
横腹をくすぐって俺に遠回しに構ってと言ってくれてるところ。
カッコ良い、だとか可愛いだとか言って俺を褒めようとしてくれるところ。

…やめてよ、俺は単純なんだから…落ちちゃう。
思春期なんだからさ…性的な意味でも女の子に興味を持つような年齢になった俺はあの頃よりもっと単純なんだから…。

心の中ではやめてよと言っても、実際嬉しくなってしまっていた。
そしてついに…俺もAに恋をしてしまった。
…やっちまった、落ちちまったよ…

Aからのスキンシップも微妙に増え、LINEもよくしてくる。
好きな人はいるの?とか、優しい性格やね、とか…
陸上部で走ってる俺君カッコ良かったな…とか言ってくれた。
…Aが好きでたまらなかった。でも俺は6月に…あの民泊の日にTの応援をすると誓ったんだ。引っ越してきてからようやくできた…初めてできた親友を俺は裏切るのか…?

そのような葛藤をしているうちに…ついにその時が来てしまった。

ある日、昼休みの終わり際にAから一通の手紙を渡された。
LINEも交換してるはずなのに手紙を渡す意味…いくら鈍感の俺でも察しがついていた。
放課後まで読まないようにしようとしてたが我慢ができなくなり、授業中に手紙の内容を見た。
想定通りの…ラブレターだった。
まともに告白したのは初めてで緊張してますとか、進路を考えずにお付き合いするか考えて欲しいとか書いてあった。
紛れもないラブレター。
人生で初めて告白…好きな人に告白された俺は頭が真っ白になって5、6時間目はなんも頭の中に入ってこなかった。

嬉しさでいっぱい…ではなかった。
親友の…Tの好きな人から告白されてしまった。
こんなはずじゃなかったんだ…。

俺はLINEでAに時間をくださいとだけ言い伝え、ひたすらに悩んだ。
ぼっちの俺を救ってくれて、俺の中学校生活に花を咲かせてくれたT。
初恋のKを思い出させてくれて、俺に告白までしてくれて付き合いたいと思ってくれたA。
…どちらも切りたくない。二人とも大事な友達。

…俺は思い切ってTにこの事を伝えた。
しかしTは口を開かなかったんだ。
しかし、目はしっかりと俺にアイコンタクトしていた。
まるで
「お前なら…分かっているな?」
と言わんばかりの目だった。

…そうだよね。
いくら初恋の人に似ていても…あいつはKではないんだ。
今俺が好きなのは確かにAだが…先約がいただろう?
恋は戦争とはよく言ったものだが…この場合は先に俺の前でAの事が好きだと言えたTを賞賛してあげるべきじゃないだろうか。
それに…もし俺がここで付き合ったとしても…何かミスをして泣かせてしまったら小2のあの頃みたいに……

Aが好きなのは俺。これを活かせれば俺はこの戦争には勝てる。
でも…俺の中の最後の理性がそれを邪魔し続けた。
「Tの女だぞ」って…



俺は結局3週間ほど答えを長引かせた結果…




俺「ごめんなさい。
でも…貴女とは友達でいたいです。
これならも仲良くしてくれると嬉しいです。」




…フッた。
人生でもう二度とないであろう、好きな人からの告白をフッたのだ。
Aはもちろん大事。
でも…俺を救ってくれたTの事を裏切るのは俺が最後まで許さなかった。
これに対してAは

A「そっか、分かった。
ありがとうね、これからもよろしく。」

的なことを言ってたと思う。
大泣きしながらLINEで断ったのであまり覚えてはいない。
でも、Aは俺が言った通りちゃんと普通の友達として接してくれるようになった。
それが嬉しくて嬉しくて、断った次の日学校から帰ってもまた泣いていた。
あんなに良い子なのに。
あの時応援するよと誓った一言がなければこんなに泣く必要はなかったのに…。

でも反面でこれで良かったとも思えた。
Tはメンタルが弱いのでもし俺がAと付き合ってしまったら…暴走しかねない。
断ってから日が経つ毎にこうしてポジティブに考えられるようになってきたのだ。

Aはそれでも俺をカッコ良い、可愛いと言ってくれた。
本当に感謝しかない。

それ以降、Aはどうやら俺の魅力を友達の女子に伝えていってたらしく、女子の友達が急に増え始めた。

A「俺君はもっと女の子と関われば絶対モテる!」

俺「いやいやそんなことないってばw」

A「実際に俺君って学年の中でも人気高いんだよ?」

俺「えっ…マジ?」

A「マジマジ!」

お世辞かどうかは分からない。
でも…少し前まで好きだった人にこうして女の子の友達を作らそうとしてくれている彼女が健気過ぎて…またAのことで泣いてしまった。



…気づけば卒業式を迎えていた。
結局TとAはくっつくことがないままだったが…TはAの事が好きだったらしい。ほんとかよ。
進学先はIは一緒だったが他は全員違った。
卒業式にはAの母が来ていたらしく、

A「お母さん俺君のことカッコ良いんじゃない?って言ってたよ!」

俺「は、はは…光栄ですな…w」

Aは俺の話を母とよくするそうだ。
泣きそうになるのを我慢しながらAの話に耳を傾けていると、TやらIやらが来たので最後の中学校の思い出としてこっそり持ってきたスマホでパシャリ。

…とても酸っぱい青春だったけど俺はこの中学校生活が大好きになれた。
この中学校に入学できて良かったと本気で思えた。
M、N、K、T、I、F…そしてA。
今の俺を作ってくれてありがとう。
この過去は一生…忘れないよ。




長文失礼致しました。
閲覧ありがとうございました。






私は今…Tが諦めたAを今度は自分の手で捕まえようと努力しています、応援してくださると嬉しく思います…!






以上です。
ここまで読んでくれた方、本当にありがとうございました。

公開日:2018.11.10

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