僕は自分の仕事の都合で遠距離になってしまう彼女を泣かせてしまった。

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「もし、今日か次回で遊ぶのが
最後だったら悲しいな~。」

言い出すきっかけはなんでもよかった。
だけど、ポロッと出た言葉がこれだった。
もちろん彼女はその言葉に引っかかり驚く。

「え?どーいうこと…?」

「さあ~?^_^」

言い出せなかった。
自分の仕事で遠くに行き、
彼女と会いづらくなってしまう
ことを受け止めきれない自分がいた。

喉まで言葉は出てるのに。
言わなきゃいけないのに。
言ってくれ。言ってくれ。

僕は言えなかった。

「なんでもない忘れて!」

「うん……。」

それから次に遊んだ帰りのことだった。
彼女はいつもより暗い雰囲気で話し出す。

「今日すごく楽しかった。ありがとう。
 私あの言葉考えたんだ。ずっと。
 もしかしたら体が悪いのかもって。
 重い病気で死んじゃうのかもって。
 私が悪いことしちゃったかもって。
 でも、泣いちゃって全然考えれない。」

泣かせてしまった。
普段笑顔しか見せなかった彼女が初めて
見せた涙だった。
自分のことをそこまで考えてくれて、
自分のために泣いてくれた。
それへの申し訳なさと心のどこかで
嬉しさがあったのが正直な感想だった。

「本当にごめんね。」

僕は泣きながら彼女を抱きしめた。
僕は本当のことを打ち明け理解してもらった。
それと同時に少し怒られました^^;

駅の改札前。
バイバイをしようとしたとき
「あっ!」という声とともに
袖を少し掴みいつもの笑顔で言った。

「好きです。^^」

そんな言葉普段言わないくせに。
顔なんか真っ赤にしちゃって。
そんな彼女がとても可愛かった。

「俺もだよ。^^」

公開日:2020.02.11

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