4年前に亡くなった妹、自死でした

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その時期、両親の離婚や私自身も精神的に不安定なこともあり旦那ともうまくいかずとても辛い時期が続いていました。
母も妹を女で一つで育てるので精一杯、みんながみんなそれぞれ精一杯な中、妹の抱えているものに誰も気づくことができずにいました。
そして4年前の9月、妹は突如この世から姿を消したのです。
直接的な原因はわかりませんでした。死後に母が妹の使っていた机などを調べましたが遺書はなく…。

しかしちょうど妹が死んで1年経とうとしていた頃、私が妹の机を整理していると見つかった遺書。
母が何度も探したのに当時はなかった遺書を私が見付けたのは何か意味があるのか…。
家族それぞれ、友達などに宛てた手紙でしたがどれにも直接的な原因は書いてありませんでした。

あれから4年、未だに妹の死を受け入れることができていません。
正直お線香をあげることも不思議でならないくらい、妹の死が信じられません。
だけど、妹が居なくなったおかげという言い方は少し違うかもしれませんが…妹が居なくなり今まで頼りっぱなしだった私は少しずつ自立できたかなと思います。
妹が居た当時、私の方が危ないと思われていた程自殺未遂を繰り返していました。
でも、今ではそんなことも一切なくなり普通の生活ができるようにまで回復してきました。
服薬もすることなく、普通の人たちと同じように生きることができるようになりました。

結婚して5年、母も諦めていた子供を授かることができ昨年娘を無事出産することもできました。
時間(とき)は巡る、妹の時間は4年前で止まっているけれど遺された私たちは日々歳を取り進化していきます。
妹の死から様々なことを学びました。
今まではどこか他人事に感じていた自死というものに何度涙し後悔してきたかはわかりません。
みんな口には出しませんが自分を責めていることでしょう。
傷は消えることはない、いつまでも。
ですが、私たちは進まなければならない。
産まれた我が子を見てそう決意しました。
泣いてばかりはいられないんだと、そう思えるようになりました。

死と向き合うのにはまだまだ時間が掛かりそうです。
しかし、此処まで私を元気にしてくれた妹には感謝しなければならないと感じています。
私が死ぬまであとどのくらいの時間が残されているのかはわかりませんが、毎日の‘何気ない’を常に大切にしていきたいし沢山の人に知ってもらいたいです。
また、娘には生きることの大切さ教えていけたらなと思っています。

公開日:2015.01.11

コメント一覧

  • koko
    1 stars

    私も息子を事故で亡くしましたのでお辛さはよくわかります。

    孫はかわいいです。
    お母様もお孫さんの存在で元気になられるといいですね

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