啓陽ジャーナル・2021.2.5編・幸せになれるお話

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私が管理している卒業した母校に関することを全て中学生や在学生に教えるLINEのオプチャで、ノートの部分に「啓陽ジャーナル」と称し、毎日必ず違う母校に関する話題を載せているが、昨日の話題に関して、当時の男子の言葉が心に響いたのでこちらで載せておきます。

~啓陽ジャーナル・2021.2.5編・幸せになれるお話~

啓陽在学中、私のクラスで起きた出来事のことについて当時のクラスの男子と本日、話し合ってみたらとても幸せな気分になったので、是非、皆様にも共有したいと思います。
中学生の皆様の入学後の学校生活、在校生の皆様は今後の学校生活でお互いが幸せになれますように。

私、管理人が高3の時の体育祭の種目決めで男女混合の毎年大人気の種目の1つである「竹取物語」の希望者が定員よりも2人ほど多かった時に「女子はいいから男子だけで決めよう!」と譲ってくれた男子希望者のうちの1人の言葉を聞いて私は深く頷き、ほっこりしたし、「なるほど、そういう一面も男子達にはあるのか?」というのにも納得し、私には一生無縁のこと!?だと思うが、聞いていてすごく幸せな気持ちになった。
以下の言葉であった。

「俺もそうだけど他の男子だってみんなぶっちゃけ本音は女子の知らないところですごく怒ってたよ。
なぜならお前以外の女子はみんなわがままばかり言って好きなことばかりして嫌いなことはやろうともしないもんで俺らが百歩譲って通してあげたり、手伝ってあげたりしていたけど、それなのに彼女らは俺らに色々とやってもらえることが当然のように思っていてお礼も謝罪も言わないし。
絶対にありがたみも全く感じていなさそうだしね!
でも、大体俺の父ちゃんや母ちゃんなど、世間の夫婦でもわかるようにどうしても女の方が強くなってしまうじゃん。
お前の親もそうだろ?
それと同じことなんだよ。
俺らがいつか大人になって結婚してお嫁さんを迎えた時にいい旦那だと思ってもらえるようにするためにも、紳士的な男性になるためにも、あの頃から何かクラスで男女が同時にいざこざが起きそうな時はお前たちを必ず優先するようにしていたんだよ。」

という言葉だった。
確かにこの男子たちが譲ってくれるすぐ前の「クラス対抗16人リレー」を決める際の他の女子の希望者の態度からして私もそう思った。
「クラス対抗16人リレー」は「竹取物語」よりも、いや、毎年の体育祭の種目の中でも1番人気がある種目だ。
定員は男子が12人、女子は4人と決まっている。
男子は8人希望して、女子が5人希望した。
女子の希望者が1人多いから当然1人希望通りにならない人が出てくる。
その時、クラスの女王様(社会人の職場で俗に言うお局様)である1人の女子が優先的に決まり、それ以外の女子の希望者で決めた。
司会の体育委員が「どうしてもやりたい人?」と聞き、女子の希望者全員がそうだったので「じゃんけんして決めてください」と言ったが、他の女子の希望者は1人を除き、みんな「嫌だ」と頑なに言った。
じゃんけんを嫌がった人の理由は

1人は「清香(いつメンの2人組の相方)と別々になるのが嫌だ!」

もう1人は「やるなら短距離だし、高校生活最後の体育祭だから1番感動する種目だから絶対に外せない」

だった。
冷静になって考えてみると何も言わなかったもう1人の人、清香さんだって高校生活最後の体育祭を1番仲良しの前者の人と一緒に楽しみたいと言う思いもあっただろう。
種目決めが始まる前の休み時間から種目決めが始まった後の5分間のシンキングタイムまで清香さんと前者の人は2人は話し合っていたのだから私も共感できる部分はあった。
確かにいつメンで話し合いしてまで希望する種目を
決めてどちらかでも片方が希望通りにならないと残念な気持ちにはなるとは私も思ったが、自分たちだけの場所ではないのでそこは考えないといけないのでは?とも思った。
私も高校生活最後の体育祭ぐらいは一番熱くなれる種目に出たいと言う思いがあった。
みんなそれぞれ理由は違うけれど、みんなどうしてもやりたいことに変わりがない。
しかし、定員よりも多く希望者がいるのなら当然希望者が全員が必ずしも希望通りになるとは限らないことに気づいていないのか?もしくは自分さえ良ければ良いと言う考えしか持っていないのか?どっちだろう?と私は考えた。
男女別の枠のため、当然男子は助けられない。
そこで、後者の人がクラスの女子の中で1番男子に近い私に「まなたん譲ってよ!」と言い出して前者の人もそれに賛同した。
以前、このクラスで夏の球技大会の種目決めをした際に、同じように複数人の他の女子の希望者から「譲って」と言われた時に私が譲らなかったことによって他の女子の希望者はみんな誰かに譲ってもらえることが当たり前に思っていて彼女らは私が譲らずに断ったことに納得がいかず、私はなんとか他の女子の希望者に納得してもらおうと必死に口説いたあまり、ついにはクラス中を巻き込むぐらいの大きな喧嘩になり、クラスメイトのみんなや担任を始めとする学年主任などの先生方に多大な迷惑をかけてしまって、これ以上私は人に迷惑をかけるのが嫌だと思ったから譲ったのであった。
しかも他の女子の希望者たちは「クラス対抗16人リレー」でも「竹取物語」で私や男子に譲ってもらっても誰1人も「ありがとう」などお礼の言葉すら言わなかった。
思い返してみるとどうも理不尽なことだと今更感じていた。
愚痴っぽいお話はそこまでにして、

最後に・・・。

〈女子諸君〉
男子諸君が君たちに沢山尽くしてくれるのは上記のことからのことで、あくまで厚意でやってるだけで、本当はすごく譲りたくなくても女の方が強いからと自分を犠牲にしてるのだ。
決して強要したり、尽くされる事を当たり前だと思わず、感謝の気持ちを持ち、やってもらったらお礼を言おう!
そうすれば男子も少しはいい気持ちにもなるし、何よりも将来、立派なお嫁さんにもなれるし、それこそが本物のべっぴんさんだ!!
しかし、口先だけでなく、心から気持ちを込めてお礼を言おう!
本物のべっぴんさんに絶対になりたければ何でも人任せにせず、思いやりの気持ちを持って生活しましょうね!

啓陽高校は、情報コミュニケーション科です。
共学ですから、同性間だけでなく男女間でのコミュニケーションを学べる良い機会に恵まれております。
お互いのことを信頼し合い、良い人間関係を築ける、そんな良いクラスを目指したいですね!!
紳士的な男性と本物のべっぴんさんが多いクラスはとても素敵なクラスになるはずです。

本日は以上でございます。

公開日:2021.02.08

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