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タイトルだけ無駄にかっこよくした私の思い出話です!長めですがよかったらどうぞ。
※誤字脱字、文法ミス、わかりにくいなどは見逃してくれると嬉しいです
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だいぶ前のことです。
私は小学生の頃、50人規模の金管クラブでトランペットを吹いていました。
私には、周りより上手いという自覚がありました。初めて1年目でソロを貰っていたし、高音も出ていたので……。
なので、小6になってパートリーダーを任されたのも当然の結果だと思っていました。
また、同じトランペット担当の人が何人かで私の陰口?を言っているのを聞いて「だから私に勝てない下手のままなんだよ」と本気で思っていました。(今考えると黒歴史ですね。)
まあ要するに、パートリーダーとソロを任されることに対してのプライドと自信が過剰なまでにあったということです笑。
7月頃、校長先生と副校長先生が同時に体調を崩されて、校長代理の先生がやってきました。その先生はトランペットをやっているそうで、私達の管楽器クラブで指導をしてくださりました。
私はソロを貰っていたので、特別に給食の準備時間や昼休みを使って先生とトランペットを練習していました。
(私はこの特別感が大好きでした笑、理由は上に記したとおりです)
その時の先生は、聞いただけで鳥肌が立って、自然と明るい気持ちになるような演奏をしました。
その華やかな音が耳から離れず、私の目標となりました。
そこからは自分がいかにおごり高ぶっていたかを反省して、練習に打ち込みました。
わたしの周りへの接し方もだんだん棘がなくなって、前よりはみんなで楽しむことができるようになっていたかと思います。
2週間ほど経つと体調を崩されていた校長先生と副校長先生が復帰したので先生の役目は終わりました。
先生は「また演奏を聞きに来る」という言葉を残して________
その後、急性肺炎で亡くなられました。
私は今でもずっとトランペットを続けています。
上達したときや、上手くいかなくて行き詰まったときは先生に届くように空に向かって吹いています。
そして、あの音を超える日が来るまでは、練習を重ねようと思っています。
……………
いかがでしたか??
まだまだ目標までには遠い道のりですが、いつかは私も誰かの心を動かすことができるといいな、と思います。
音楽が誰かの心を晴らしてくれますように…
公開日:2021.04.05
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