小学生の頃からよく「金縛り」になっていた

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photo by (c)Tomo.Yun

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今はもうないのですが、小学生の頃から寝ている時に、よく「金縛り」になりました。

きっかけは判りませんが、寝ていて突然、眼が覚めるのですが身体が動きません。
部屋の天井の片隅の暗闇から「低いうなり声」が段々と近づいてくるのです。
犬です。大きな口と牙が迫ってきますが、逃げられません、動けません。

その口から吐く息が解かるくらい接近してきて、恐怖が頂点に達した時に「金縛り」から解放されて助かる・・・そういうのが30過ぎまで続きました。年数回あれば、2年くらい間隔があくこともありました。

ある日、22時頃、車で帰宅途中、峠を走っている時、
カーブの先から突然、あの牙が車の正面から襲ってきたのです。
車ごと噛み砕かれそうな恐怖で、避けるようにハンドルを切り、激しい衝撃を受けました。
車が側壁にぶつかって止まったのです。
でも襲ってきた側にハンドルを切っていたら、崖から落ちていました。
私は起きて運転していたつもりで、居眠り運転をしていたのかも知れません。

そうすると「あいつ」は私を助けてくれたのか・・・
あれ以来、20数年経ちますが「あいつ」が現れることはありません。

公開日:2014.11.15

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