photo by ソザイング
今から20年位前に、大学の近くの京都市北区みその橋にその友人は住んでいました。
ほかの友人たちもその付近に下宿しており、よく彼の家にも泊めてもらいました。
大学生活が終わり、皆それぞれ就職し、色々な事情でその1年後、彼は自分の車で故郷の三重県尾鷲市で自殺をし、友人2人と彼のお葬式にも行きました。
そこからもう彼の事も忘れて、7~8年たった頃。
彼の下宿の場所も住所も忘れていてそこにたどり着きようがないのに、河原町で飲んで全く反対方向の自宅へ帰るつもりでタクシーの運転手に告げて、起きると林の中にある彼の下宿の前でした。
(そうか、皆に忘れられてさみしかったのか、わるかったな)というと、前のほうにぼんやりついてた裸電球がわれ、怖い気持ちと懐かしい気持ちが入り組みました。
その後タクシーを拾い帰宅し、関連する友人たちにこの話をしたら、(その日は彼の命日じゃないかな?)という話になりましたが、そうかどうかは不明です。
公開日:2014.12.30
不思議な話ですね。彼は自分のことを思い出して欲しかったのでしょう。友人を自殺でなくし、さぞ悲しかったのではないかと思います。彼の気持ちを分かってあげて欲しいと思います。彼のことを思い出したりお墓参りに行ってあげて欲しいです。