photo by フリー素材屋Hoshino
今となっては公にできる話です。
私が子供のころ父と山へ渓流釣りに行った時の事です。
父が「こっちは人こないから釣れるぞ」といってかなり険しく小さい渓流を攻めて行きました。
するといつの間にか周囲の木が白いペンキで塗られている空間にいました。
父は「おかしいなー」と普段人が入ってこないのにと不審がっていました。
もう少し進むと今度は「白い布」がたくさん木にかけられていました。
あまりにも大量の白い布が吊るされた人気のない渓流は、異様であり、疑問であり、恐怖です。
さらにかなり険しい渓流でしたので辺りは昼でも薄暗さがあります。
恐怖心を抱いた私と父はその空間で一度唖然としながらもすぐに引き返しました。
後日、見覚えのある景色がニュースで流れました。
その見出しは「パナウエーブ研究所のアジト発見」でした。
公開日:2015.01.04
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