校庭で暗くなり帰ろうとするころに、真っ白な女が歩いてきてブランコに座った

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photo by ソザイング

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あれは小学校6年生頃の話だ。
俺は、H君と一緒に校庭で暗くなるまでサッカーをしていた。H君は6人兄弟の5番目で俺はとても仲がよかった。
だいたい9時過ぎだったと思う。
そろそろ帰るかという話をして、お互いに帰路に近い所で靴を履き替えたりしていた。
俺は「じゃあな」と言おうとして、ふとHの方を見た。すると真っ暗で外灯もない校庭を女性が歩いてくる。あれは女性だった。暗闇でもわかるほどに真っ白な女だった。
その女性はHの前を通りすぎるとブランコに座った。Hは気付いていないようだ。
俺は不思議に思ってHに駆け寄り、「こんな時間に女が来たぞ?」とか言った気がする。
彼も不思議に思ったのだろう。二人で女に歩み寄り、色々と話し掛けた。
女は真っ黒で長い髪の毛を下に垂らして顔を見せない。真っ白な体に真っ白なワンピースを着て、何も答えてくれなかった。足は...あったと思う。何故かそこだけ曖昧だ。
俺たちは「変な女だ」くらいに思って、その時は帰宅した。

それから4年後、俺とHは高校生になり別々の進路に進んだ。ある日、Hからメールが来た。
内容はこうだ。
覚えてるか?小学生の時に出会った女のこと。
俺一番上の兄貴に聞いたんだけど、俺たちの小学校は昔七不思議が起こりすぎて不登校が続出したらしい。お払いをしてからは出なくなったけどたまに会う人はいたらしい。
ただ出会うだけなら問題はないんだけど....出会った後に再び出会ってしまうと憑いてきてしまうらしい。
一応七個教えておくな。
1 花子さん 2 飛び降りる女の子 3 図工室の骸骨 4 図書室のババア 5 ~ 6 ~ 7 ブランコに座る女

公開日:2015.01.10

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