ベテランにも限界はある

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photo by フリー素材屋Hoshino

大学生の頃、カフェでバイトをしていた私
そのカフェには1年生の時から、勤めていてもう4年目でベテランの部類に入っていました。

店長が変わって環境が変わり、まだ慣れないある日。
いつも混む時間帯より少し早い時間に店長は銀行&休憩に行ってしまい、お店には私を含め3人が残りました。

ただ私以外の2人は、まだ初心者マークを付けているようなド新人。
でもまぁ、いつも暇な時間帯だし、どうにかなるだろうと気楽に構えているとひとりふたりと、お客さんが...。

そしてレジが少し忙しくなり、手の空いていた新人Aにドリンク作りを頼むと、「私まだ作れません」とのこと。

仕方なく他の作業をしていた新人Bに頼み、また接客していると
「お待たせしました~」と新人Bが持ってきたドリンクは、本来の物とどこか様子がおかしい。

聞くと作り方がわからず勝手に解釈して作ってしまったようで...。

そこからリズムが狂い始め、そんな時に限り、レジ前にはお客さんの列。
「できません」を連呼する、できることがほぼない新人2人。
教える時間さえもない。

かなり忙しそうな私の横で、なぜか平然と今やる必要のないトレー拭きをやっている新人。

久しぶりのバイトだった私は、新人の状況を把握していなかったので、そんな新人2人残して銀行に行った店長を恨みつつ
レジ、ドリンク、フード、洗い物ほとんどを1人で回し、そんな状態が2時間くらい続き、限界を越えてしまい泣く寸前(ほぼ泣いてた)お客さんは誰1人として責めずに待っていてくれたことに心から感謝しました。

ベテランだったとはいえ、いつも3人から4人でやっていることを1人で長時間やるというのは辛かったです。

あの時のことは、ずっと忘れません(笑)

公開日:2014.11.16

コメント一覧

  • 逆さ鱗ママ

     ほんと、お疲れ様でした。でも、一人でそれだけ出来たって事は勲章物です。

  • がんばった人はその分ちゃんと評価されますよ
    だからきっと、お客さんはあなたを責めずに待っていてくれたんだと思います

  • 3 stars

    なんとな~く、気持ちわかります。
    今の職場、自分より年上のおっさんが2人いますが、
    1人は見て見ぬふり、もう1人は気がつかない。
    2人とも仕事の優先順位がおかしい。
    時間帯によってはその2人と私の計3人で仕事を処理するのですが本当に大変です。
    お客さんをなるべくお待たせしないように…と思うのですが
    なかなかこの2人だとそうもいかなくて。
    ほかのスタッフだとスムーズにいくんですけどね…。
    「勤務年数」と「仕事の能力」が比例してないんですよ、まったく。

  • 放たれる
    3 stars

    大変でしたね……。

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