凄い人に出会った。

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これは私の人生談ではなく、以前の職場で数ヶ月だけ共に過ごした先輩の話である。一つの出会いが私の人生に最高の影響を与えてくれた。職業や就業場所はボカす感じで語っていく。

 私は専門学校卒業し、国家資格をやっとの思いで取得して仕事をしている。ちなみに男だ。資格取得後は病院で働き始め、外部の勉強会や研修会に時間を作っては参加したりしていた。仕事は好きでやっていたが、正直勤務先の病院は激務であり、3年程したらプライベートの面でも忙しい日々が続いていたため、パニック障害を発症してしまった。上司と相談しながら、病院での激務に限界を感じたため、業務量や残業等の負担を少しでも減らせればという思いで転職をした。転職先は介護・福祉施設だった。当初、給料面ではマイナスになったが、病院勤務に比べては残業は少なく働く事ができるようになった。求人が出ていたのは、その施設で私の先輩にあたる人が数ヶ月後に退職するためだった。

その先輩に丁寧に仕事の引き継ぎをしてもらうのだが、その先輩の転職先は超激務で有名な病院だった事にびっくりした。その人は公立の大学を卒業して資格を取得したという。病院勤務になった後は夜間の大学院の博士課程にも進学すると話をしてくれた。正直、普通の病院勤務でもやっていくのが大変だった私には仕事後に更に大学で勉強・研究をする事など到底不可能であり、考えられない選択肢であった。

 施設での仕事は大変な事もあったが、病院勤務の経験が、しっかりと活きたため現場の仕事と者類業務を少しずつコントロールできるようになり、施設の管理者からも評価を貰えていたようだった。パニック障害は漢方治療で軽快し、その間に結婚して娘も産まれて幸せに暮らしている。4~5年程が経った後に辞めて病院に転職していった先輩の事が気になり、ふとネットで名前を検索してみるとこれまたびっくり。

 大学の助教授になっていたのだった。また、病院勤務時代に研究していた研究報告や論文が大量に実績欄に載っていたのをただ愕然と見ているだけだった。ただ、とてつもない労力と努力をしていたであろう事は言わずもがな理解だきた。また、今年になって他の大学の准教授になった事もネットには載っていた。現場仕事では無く大学の教授職であれば年収はより大きく上がるだろうと思った。

 同じ資格を持って働いているが片や施設の仕事が手一杯の私と、どこまでも向上心を持って仕事と大学院を両立し、大学の准教授までになった先輩を思うと情けなくなる事もあるが、私はその先輩の後釜として働いている事に誇り持って今日も働いている。そして、今私は仕事後に少しずつスキルアップの資格を取得する勉強を始める事ができた。

 とても自分に強く凄い人がいた!!その事は今日も私を突き動かしている。自分より過酷な状況に身を置き、道を切り開いた人を知るとそれ自体が多くの事を教えてくれる。

公開日:2022.07.17

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