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数年前のことです。久しぶりに家族揃って田舎へ帰省することになりました。
犬を飼っていたので、もちろん一緒に連れて行くことにしました。
出発の当日、さあ出かけようと思い、いつもはめていたお気に入りの指輪をつけようと思い、テーブルの上を見たのですが、
見当たりません。「おかしいな、さっき確かここに置いたはずなのに・・・。」と思いながらも、
出発の時間も迫っていたので、そのまま出かけました。
3泊4日の帰省でしたが、久しぶりに親戚に会い、とても楽しい時間を過ごし、良い思い出がたくさんできました。
でも頭の片隅には指輪のことがいつも引っかかっていました。
楽しかった帰省を終え、自宅へ到着し、片付けなどをして、一息つき、また指輪を探しました。
でもやはり見当たりません。
すると犬が私のそばへやって来て、口からぽとっと何かを出しました。
「ん?!」なんとそれは私が探していた指輪でした。
おそらく低いテーブルの上に置いてあったので、犬がくわえて自分の宝物置き場に持って行っていたのだと思います。
『これ、探してたんでしょ。』と言わんばかりの顔で私を見つめ、去って行きました。
ほとんどイタズラをしない犬だったし、あまりのタイミングの良さに本当に驚きました。
私が探している姿を見て楽しんでいたのかなと思いました。
公開日:2014.11.11
飲み込まなくてよかったです(^^;;