タイのバンコックである家に寄留していたときのこと

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photo by (c)Tomo.Yun

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それは数十年まえのこと、タイはバンコックでの出来事です。
私は当時25歳、ある中国人の家に寄留していたのです。

その家はガタビシと音をたてるような家でした。

私はその家の2階にいたのです。
夜は私の習慣で電気は付けっぱなしで寝ていました。

その夜も明るい電気の元で寝ていたのです。
すると深夜2時ころのこと、私は肩を揺すぶられました。

数回揺すぶられて目をさましたのですが、壁に向かって寝ていた私は振り向くことができなかった。
『強盗だ』狙われたか?
きっと拳銃を向けているに違いない。

心臓はドッキンドッキン、部屋は明るいから逃げをうつこともできない。
相手はさらに肩をゆさぶってくる。

目の前に拳銃があることを覚悟して、1・2・3でくるっと振り返ると・・・・。
なんと、その家のお手伝いの女性ではないか。

これって、『夜這い』というのだろうか。
純情?だった私は「パイ(行きなさい)」と言って部屋から出してしまいました。

ドッキンドッキンはしばらく鳴りやまなかった。

公開日:2014.12.22

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