バブル最盛期、世の中どうかしていた頃の話

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photo by pakutaso.com

当時、私はフリーターで、とある大手企業でテレアポの仕事を始めた。
大手企業だが運営はメチャクチャ。そもそも室長が20代前半のギャルだった。
話しを聞く所によると、会社のお偉いさんが行きつけのバーで働いていたギャルの芯の強さを見込んでスカウトし、テレオペルームの室長にしてしまったとの事だった。
ギャルの運営するテレオペルームは、まんまギャルサーみたいなノリだった。

ある時、ギャル室長とその手下達から別室に呼び出しを食らった。
行ってみると、茶髪ヤンキーギャル達が怖い顔で並び
「アンタ、他の企業からのスパイなんやって?」と言い出した。

あまりにも突然の話しで頭が真っ白になった。

ギャルズは
「白状しいや!」
「もう分かってんねんで!」と口々に責めたてた。

私は「いや、違います」としか言えない。

ギャル達にかなり散々な事を言われ最終的に
「もうええわ、行き」と解放されたが、何が何だか分からない。

会議室から出て来ると、同僚の中でもギャルズから気に入られてる子が早足でやって来て「大丈夫だった?」と心配してくれた。
その子は、私がスパイだと疑われる事になった経緯を教えてくれた。
夕べ、ギャルズと、一部のギャルズに気に入られてるメンバーで飲みに行ったらしい。
酒を飲みながらテレオペメンバーについて、アレコレ批評する中、
酔いのせいか「○○(私)のテレオペの仕方が企業っぽくて、バイト臭さが無い」と言う話しから
「あれは素人やないで」「そうや、他社から送られたスパイとちゃうか」と突拍子も無い話しとなり
頭がまともなメンバーが「違うと思います」と言っても「スパイや!」と聞く耳持たなかったらしい。

その後も普段と同じように業務を続けた。
1ヶ月後、ギャル室長がニコニコ顔で私の元に来て言った。
「あんた、スパイとちゃうんやてなあ。ごめんなあ。」
なんでそう思ったかと言うと「調べさしてもらったわ」と平然と言いのけた。
どういう手段で調べたのか分からないが、会社の経費で調査でもしたのだろう。

今の時代には考えられない出来事だが、当時はこんな事をしても平気だったんだなあ。

公開日:2014.12.24

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